BOOK GUIDE / こころ・人間関係
『人は話し方が9割』は会話が苦手な人にどう合う?|聞くことから始める読書案内
選書・構成:小田作の本棚 | 書誌確認:2026年9月14日
会話の途中で、次に何を言えばよいか分からなくなる。面白い話を準備する以外にも、相手の話を受け取るという入口があります。会話の得意・不得意を責めずに読むためのガイドです。
人は話し方が9割
永松茂久 著
すばる舎
2019年9月刊/240ページ
ISBN:9784799108420
書誌と紹介・構成は出版社の公式情報を参照しています。以下の読みどころの整理や生活への問いは、当サイトの選書上の見方です。
この本が伝える中心メッセージ
会話は才能だけで決まりません。相手に関心を向け、否定せず、気持ちよく話してもらうことで会話の空気は変えられると説きます。話題を次々に出すより、相手の言葉を受け止めて広げることを重視しています。
重要なポイント3つ
1.話し上手より聞き上手
人は自分の話を聞いてくれる相手に安心を感じます。うなずき、表情、短い相づちで関心を示すことが、会話を続ける土台になります。
2.否定から入らない
意見が違っても、最初から「でも」「違う」と返すと相手は身構えます。いったん相手の考えを受け止め、その後で自分の意見を伝えるだけでも雰囲気が変わります。
3.相手が話したいことを質問する
質問を連発するのではなく、相手が楽しそうに話す部分を深掘りします。「それでどうなったの?」など、続きを促す短い言葉が役立ちます。
ここからの会話例は、書中の引用ではなく当サイト独自の提案です。
今日から試せる会話の型
- 相手の話を最後まで聞く
- 表情とうなずきで反応する
- 話の中の感情へ共感する
- 続きを知りたい部分を一つ質問する
- 自分の話は短く返す
おすすめできる人
こんな人におすすめ
- 雑談が苦手
- 会話中に何を言うか焦ってしまう
- 人間関係を穏やかにしたい
注意したい点
相手へ合わせ続ける必要はありません。無理な関係では距離を取ることや、自分の意見を落ち着いて伝えることも大切です。
次の会話で、気の利いた返事を考える代わりに「それ、どうなったん?」を一回だけ使う。
次の一冊を、悩みから選ぶ
- 嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え ― 人間関係の境界を考える
- 完訳 7つの習慣 人格主義の回復 ― 互いの理解について考える
- 成瀬は天下を取りにいく ― 会話術から離れて小説を読む
本は、全部を正解にせんでええ。今の自分に必要な一行が見つかったら、それで十分や。

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